中国と日本で主に食べられている「肉まん」が、実は少し違うって知っていましたか?
今回は、そんな日本と中国で“ちょっと別物”な肉まんについてご紹介します。
ちなみに私は中国の肉まんが大好きで、1日に最高11個食べたことがあるくらい好きです。
日中の肉まんの違いその① 「中国では、肉まんは立派な食事!」
日本で肉まんと言うと、小腹が空いたときにコンビニなどで買う“軽食”のイメージがあるのではないでしょうか?
しかし中国では、主食として食べられることも多く、特に朝食に肉まんを食べる方が多い印象です。なので、ホテルの朝食などでも肉まんが並べられていることが多いです。
また、中国の街なかには朝ごはんの路面店がたくさんあり、そこでは「肉まん」だけでなく、「油条(yóu tiáo)」(中国の揚げパン)など、いろいろな朝ごはんが売られています。
こういったお店の多くは朝早くから開いており、仕事に向かう社会人や学校に向かう学生が、朝ご飯として肉まんを買っているシーンは本当によく見かけます。
日中の肉まんの違いその② 「具材のお肉の形状が違う!」
日本と中国では、同じ肉まんでも肉の形状が少し違います!
コンビニなどで売られている日本の肉まんは、中身の具がそぼろの様になっていて、肉以外にも玉ねぎやタケノコなど様々な具材が入っていると思います。
一方、中国の肉まんの多くは、肉がハンバーグの様に塊となっており、日本よりも肉の存在感が強めのものが多いです。
また肉汁も凄く、皮の部分にも肉の味がしっかりと染み込んでいるので、とても皮までしっかり美味しいです。
中国語で「肉まん」はどう表現する?
中国では、肉まんのことを「肉包子」(ròu bāo zǐ)もしくは「肉馒头」(ròu mán tóu)と言います。
基本どちらを使っても伝わりますが、私がよく行く上海では、肉まんを「肉馒头」と呼ぶことが多く、他の都市では「肉包子」と呼ぶことが多いみたいです。
また、「肉」(ròu)のところを変えると、中身の具材が違うものになります。
例えば、「あんまん」は「豆沙包子」(dòu shā bāo zǐ)、「野菜まん」は「菜包子」(cài bāo zǐ)となるので、食べたいものに合わせて使ってみてください!
段ボール肉まんは、今もまだあるのか?
「段ボール肉まん」とは、2007年頃に世界的に話題になったニュースで、中国の一部のお店で肉の半分が段ボールの肉まんを販売していたというニュースです。
ただこれは、当時世界的に報じられたものの、後に捏造(やらせ)だったとされ、関係者が処罰されたという経緯があります。
なので、「中国の肉まん=段ボール」みたいに心配しすぎる必要はないと思います(私も一度も見たことがありません!)。
それでも不安な方は、
- 多くの人が並んでいる有名店
- 全国的なチェーン店
- 清潔感があるお店
など、安心できるお店から試してみるのがおすすめです。
まとめ
今回は、日本と中国の肉まんの違いを私の経験を元にご紹介しました。
日本の肉まんは、どちらかというと軽食の部類で、皆さんおやつとして食べることが多いと思います!
一方、中国では肉まんは立派な「食事」として食べられることも多く、特に朝ごはんとして食べることが多いです。
中国に行った際は、ぜひ朝食で肉まんを試してみてください!


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